jGrab

越境ECブログ

ブラックフライデー直前チェック!越境ECの売上を落とすSEOミスを徹底修正

ブラックフライデーやクリスマス商戦は”価格勝負”になりがちですが、実際にはSEOが弱いと割引しても売れないことも…。多くの越境EC販売の事業者が同じ壁にぶつかっています。

SEOとは?SEO対策が必要な理由

今さら聞けない基礎知識「SEO」についておさらいします。
「SEO」とは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、Googleなどの検索エンジンで自社サイトや商品ページが上位に表示されるよう工夫する施策です。越境ECビジネスにおいては、海外の顧客が自分の言語や文化で検索したときに、あなたの商品やサービスがしっかり見つけてもらえる状態をつくることを目的としています。​

SEO対策が必要な理由は、ネットショップの場合、路面店舗などと異なり、「店舗の立地」や「通りがかりのお客様」が存在しないため、検索結果で上位になることが集客の生命線だからです。特に海外向けECでは、現地市場ごとにニーズや検索のクセが異なるため、より現地ユーザーに寄り添った商品説明・サイト設計が不可欠となります。​

例えば、商品名や説明文をただ翻訳しただけでは現地のユーザーには響かず、購買意欲にもつながりません。特に越境ECでは、同じ英語でもアメリカとイギリスで検索語が異なったり、スペイン語圏でも国ごとに検索行動が変わります。また、商品説明が「どう使うのか」「どんな悩みに役立つのか」「素材」「サイズ・量」などといった情報が不足していると、SEOの面でも売上の面でも大きな機会損失になります。​

SEO対策をしっかり行えば、自社サイトが自然検索で多くの人に見つけられ、販売機会が増えるだけでなく、現地ユーザーから信頼されるブランド構築にも役立ちます。​

多くのネットショップが見落としがちな5つのSEOミス

11月のサイバーウィークとブラックフライデーのプロモーション期間中の購買額とオンラインショッピング利用者は、世界的に年々増加の一途をたどっています。同時に販売者側の問題は、それだけ競争が激しくなる中で、今後のホリデーシーズンの重要な時期、自身の商品にどれだけ注目を集められるかということです。

顧客が購入を検討している時に検索結果に表示されなければ、割引だけでは不十分です。だからこそ、SEO、つまり検索結果で上位に表示される能力は、今日ではさらに重要になっています。そのため、顧客の関心を売上につなげるのに避けるべき間違いを明確に理解しておく必要があります。

1. 商品ページが“売る気のない説明文”になっている

多くのECサイトは、メーカー提供の説明文をそのまま流用してしまいます。これではユーザーの疑問に直接答える内容にならず、検索エンジンの評価も低くなります。独自の価値を打ち出し、FAQや保証情報、配送条件、購入意欲が高まるキーワードを効果的に盛り込むことで、差別化とSEO向上が可能です。

2. 構造化データを入れていないせいで検索結果で損している

価格や在庫、評価などの情報をリッチスニペットとして検索結果に表示させるには、検索エンジンが理解できる構造化データ(structured data)の実装が不可欠です。ShopifyやWooCommerceなど近年の主要ECプラットフォームは、プラグイン等で容易に対応できます。Google Rich Results Test等の無料ツールで実装状況を必ず確認しましょう。

3. URLが増殖しすぎてGoogleが混乱している

カラーやサイズ、価格帯などのフィルターによって無数のURLが自動生成されると、重要ページのインデックス登録が遅れ、SEO評価悪化の原因となります。noindex, followの活用や、カノニカルタグによる優先ページ指定、評価したいURLだけ入れたシンプルなsitemapの維持が必須です。​

4. レビューがない=買う理由がない状態になっている

ユーザー評価はCVR(コンバージョン率)を大きく高めます。特にレビューが全くない商品や、一方的な評価だけのページは信頼性を損ないます。購入後にレビュー依頼を行い、肯定・批判両方の声に丁寧に対応することで、ブランド信頼性とSEO、さらにローカルSEO強化にもつながります。

5. サイトが遅すぎてユーザーが逃げている

ページの読み込みが3秒以上かかると、半数以上のユーザーが離脱すると言われています。画像の最適化や遅延読み込み(lazy load)、不要なスクリプトの除去、PageSpeed Insights等の無料診断ツール活用が効果的です。速度改善は検索エンジンの評価直接に関わり、コンバージョン率にも即効性があります。

AI時代のSEO最前線

近年注目すべきは、ChatGPTなどAI検索エンジン向けのSEO対策です。AIが商品を紹介するときは「誰に向いているのか」「どんな課題を解決するのか」といった説明が求められます。これは一般的なSEOよりも“会話ベースの文章”が重要です。​

今後は自然な会話文による商品紹介や、構造化データの活用、信頼できるレビュー表示など、「会話型AIに選ばれる情報整備」が差別化のカギとなります。

年末商戦の成否は、こうしたSEO基本施策とAI対応戦略の有無で大きく分かれます。自店のサイトや商品ページを改めてチェックし、最新SEO要件に適応していきましょう。

参考文献:
Cinco errores de SEO de los comercios electrónicos que frenan sus ventas durante ‘Black Friday’ y Navidad(AyE)

Writer 山田彰彦

山田 彰彦 代表取締役 越境ECコンサルタント eBay JAPAN創業メンバー、ヤフー株式会社コマース事業などを経てGMOグローバルEC(旧ジェイグラブ)株式会社を創業。越境EC歴24年。イーベイ・ジャパン公認コンサルタント、ジェトロ新輸出大国コンソーシアムEC専門家、中小企業庁「新しい担い手」越境EC委員も務める。

SEARCH

CATEGORIES

MOST READ

ARCHIVE

海外販売について、まずはご相談ください

海外販売の開始・物流・自治体支援・EC出店・構築など、状況に応じて最適な提案をご案内します。