こんにちは。ジェイグラブの横川です。
ロシアとウクライナの戦争は4年目になり、世界中に軍隊を送るような戦争を終わらせると宣言したトランプ大統領は皮肉にも自国内に軍隊を動員して治安を悪化させ、一方イスラエルとハマスの紛争から拡大した戦火は、ついにイランとの戦争になり、加えて、米軍も出動するまでに発展しました。
これにより、越境ECではイスラエルからの注文に対し、eBayがキャンセルするよう勧告を出しました。
eBay、イスラエルへの注文キャンセルを販売者に勧告
eBayは6月20日に、米国の販売者に対しイスラエルの購入者からの注文をキャンセルするよう勧告し、その2日前の2025年6月18日にイスラエルとイランへのイーベイ国際配送(eIS)サービスを停止したと発表した。
※ジェイグラブ註:eBayが言う「米国の販売者」は、米国在住とか、米国籍保有という意味ではなく、米国のeBayでアカウントを取得した人を指します。したがって日本人セラーでもアメリカのeBayでアカウントを取得した人は同様の勧告を受ける対象になります。ただし、「イーベイ国際配送(eIS)サービス」は、米国在住ユーザーにのみ提供されているサービスですので、この部分は関係ありません。
eBayは、米国の主要配送業者のほとんどがイスラエルへの配送サービスに支障をきたしており、イスラエル郵便局が非常事態を宣言したと発表しました。eBayは、最近イスラエルから注文を受けた、または発送した販売者向けに以下の情報を提供しました。
商品の注文を受けてまだ発送していない場合は、購入者に返金し、取引をキャンセルすることをお勧めします(「購入者の住所の問題」の理由を使用してください)。
最近イスラエルへ商品を発送された場合、配送の遅延が心配されるかもしれません。eBay は、以下の点を含め、出品者のパフォーマンスを自動的に保護します。
- 遅延出荷率
- 配送遅延による「商品未受領」(INR)ケース(ケースが開かれる前に追跡情報をアップロードし、運送業者からの物理的なスキャンを持っている場合)
- 未受領の未処理アイテムのケースに関するサービス指標
- INRによる否定的および自然なフィードバックの削除
- 在庫切れによるキャンセル
USPSは、6月20日よりイスラエル、イラク、イランへの郵便物の引受を停止しています。USPSのウェブサイトに掲載された通知によると、「外国郵便局が郵便物を引き受けていないため、USPSはイスラエルへの国際郵便物の引受を一時的に停止しています」とのことで、イラクとイランについても同様の通知が出されています。
(一方、6月20日からイスラエルへのサービスを停止した英国のロイヤルメールは、「すでに配送中の品物は、サービスが再開されるまでロイヤルメールによって保管されます。今後も情報が入り次第、最新情報を提供していきます」と述べています。)
参照:eBay Advises Sellers to Cancel Orders to Israel
おわりに
冒頭に書いたように戦争があちこちで発生している結果、ロシアへの販売はできない状態が続き、今回はイスラエルです。オリジナルの記事はアメリカのものなので、イランは最初から除外されています。
ちなみに、日本から、ロシア、ウクライナ、イスラエル、イランへ、日本郵便、FedEx、DHLで送れるかどうかですが、
日本郵便:ロシア以外は大幅な遅延は予測されますが、なんとか対応可能状態(2025年6月23日正午現在。なんとなく、情報のアップデートができていないだけのような気も・・・)。
FedEx、DHL:ウクライナへは大幅な遅延が予測されるものの対応可。イスラエルは空域閉鎖で中止されている可能性があります。ロシア、イランは停止中。
個人的にジェトロの専門家として支援している事業者がつい先日ですが、イスラエルからの注文を受けたものの発送ができなかったため、キャンセルさせたことがあります。
注文があったらキャンセルするくらいなら、当面はロシア、イスラエルなどは発送除外国設定しておくほうが楽でしょう。
ロシアやイスラエルは実は対日感情は悪くないので、販売が可能なときはeBayで結構注文もある地域だったのですが、現在はそれが期待できないのが残念です。
また、ロシアーウクライナ、イスラエルーイランの戦争によって日本から欧州への飛行機の航路は大変になる可能性がありますね































