こんにちは、GMOグローバルEC株式会社の横川です。
先週、海外のEC関連のニュース欄で話題になっていたのは、eBayがEtsyからDePopを購入したというものでした。
参考:eBay to buy Depop from Etsy in $1.2bn cash deal
DePopはロンドンに拠点を置くファッションECプラットフォームで、ミラノやニューヨークにオフィスがあります。Z世代に支持されているサイトでもあり、この世代の対日感情は総じて良いため、将来的に日本企業にとってはチャンスかも知れません。
「将来的に」と書いたのは理由があります。
まず、eBayがDePopを買収しましたが、この両プラットフォームを統合するとは一言も言っていないからです。また、現在DePopは日本からは購入することはできますが、販売することはできません。日本からも販売できるようにするには1~2年でできるような話ではないでしょう。
また、DePopユーザーをeBayに流し込んでいくこともしないだろうと思われます。その理由はZ世代にはeBayが大人向けが多いという印象があるからのようです。
では、どんな手があるか
しかし、eBay=大人向けが多いというイメージは古臭いとか、ジジババ臭いというイメージとも違います。また、実際のところ、Z世代はどこで売っているかには興味がなく、興味があるのは
- 誰が
- どんな文脈で
- 何を出しているか
です。
したがって、日本のアパレル関係者にチャンスがあるとすれば、
「今eBayでDepop市場を先取りしている人が勝つ」であり、
次の一手として「Depop的に見せて、eBayで売る商品設計テンプレ(写真・価格・説明)」という設計が重要になります。
まず先に、日本の若者向けファッション需要は確実にあります。日本発ファッションは
- シルエット
- 素材感
- サブカル文脈
で、海外Z世代から見ると「エキゾチックかつ洗練」と映ります。特に刺さるのは
- 原宿・裏原文脈
- Y2Kリバイバル
- 古着ミックス
- 一点物・小ロット
であり、日本国内の若者向け=海外Z世代向けという転用が成立します。
しかし、eBayはZ世代には、売り場としては優秀かもしれないが雰囲気が古いと思われてもいるため、eBayは裏方に徹しさせるのが肝要です。そこで、SNSで「世界観の上書き」を行い、eBayを表に出さず、商品の興味関心を惹かせて、eBayに誘導していくことが重要です。
したがって、
- eBayを主語にしない
- ブランド/世界観を主語にする
- 売り場リンクは「静かに置く」
例えば
◯「Drop available / link in bio」
✕「Sell on eBay!」
という感じです。なぜなら、上述したようにZ世代はどこで売っているかには興味がないからです。
アパレル系は返品率の高いカテゴリーではありますが、それを上回るチャンスが巡ってきたと思います。
































