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越境ECブログ

偽物よさようなら。Shopee、AIでモールの健全性を確保

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

このブログでは、AIに関連する記事でも、販売者の立場にたった記事を多く紹介してきましたが、今回はプラットフォーム側がAIを利用して安全なマーケットプレイスを構築しているという内容のものを紹介します(オリジナルは長いのでかなり抜粋しています)。

日本では、新しい技術が登場すると、盛り上がるのは一瞬だけで、すぐに不正に利用された事例をマスメディアが取り上げるため、必要以上に怖がる人たちが増え、変化することを望まない人たちの格好の口実になってしまうことを繰り返してきた結果、恐ろしいほど見事なIT後進国となりました。

ありとあらゆるものには表と裏というものがあり、正しく理解し、正しく恐れれば問題ではありません。今回は非常に有用な事例を御覧ください。


さようなら、偽造品:ShopeeがAIでプラットフォームを安全に保つ方法

ECにより、多くの人々がデジタル経済に参加できるようになり、売買が簡単になる一方、一部の悪質なユーザーがこの「アクセスのしやすさ」を悪用しているのも事実。偽造問題は依然として課題であり、今般のテクノロジーは偽造品を阻害する一方で、別の側面では促進もしています。

「偽造業者は、検出を逃れるために常に新しい戦術を採用するためです」と、ECプラットフォームShopeeのブランド保護責任者オリヴィエ・デ・コンブレは語る。

同氏によると、商品画像を過度に拡大表示したり、商品リスト内のキーワードを頻繁に変更して消費者やオリジナルの所有者を惑わすといった一般的なものも含まれるという。

「このようなトリックにより、一般消費者が見つけた商品リストが本当にお買い得品なのか、偽造者の商品なのかを判断することが難しくなります」と同氏。

Shopeeにとって、顧客の信頼を維持し、地域全体で安全で信頼できるショッピング体験を確保するために、偽造品や販売業者に対処するための包括的なブランド保護プログラムを構築した。

詐欺に先手を打つ

顧客とECプラットフォームがこれらの課題に先手を打とうと、AIや機械学習などのテクノロジーはますます重要な役割を果たしている。

AIは、銀行における詐欺検出からサイバーセキュリティにおける迅速な脅威の特定まで、業界全体ですでにさまざまな分野で広く導入されており、ECの防御を強化するための明確なモデルも提供している。

以前は、製品認証のほとんどは人による分析に依存していたため、ボトルネックが発生し、エラー率が高くなり、プロセスの遅延につながっていました。しかし、Shopeeはスマート識別システム(SIS)を積極的に活用し、検出と防止の取り組みを強化して、ルールに違反する出品を積極的に検出し、システムが潜在的な違反をもフラグ付けし、顧客が目にする前に削除するようにした。迅速なデータ分析とパターン認識で精査し、偽造品を検知することができる。

パートナーシップを通じて改善する
これははShopeeと広範な業界パートナーネットワークとの強力な連携なしには実現はありえず、実際、SISは医薬品安全協会(PSI)の提携から生まれ、処方薬や禁止薬物の掲載を根絶することを目指すとこころから始まった。

「知的財産権保有者やブランド所有者が当社のブランド保護プログラムに参加すると、本物の製品画像やよく使われるキーワードなど、自社製品に関するデータを当社に提供することになります」とは、前述のデ・コンブレ氏。

Shopeeのブランドに関する専門ポータルを通じて送られるこのデータにより、ECプラットフォームは SISをトレーニングして、本物の製品リストがどのように見えるかをより正確に識別できるようになります。

実例として、SISでは、ブランド名のスペルミス、画像のぼやけ、ロゴの隠蔽や歪曲など、さまざまな要素を考慮に入れることで、侵害者が単に定価を変更して顧客を騙すことを困難にさせます。

「偽造品の可能性を示す指標はブランドや製品の種類によって異なる場合があります。これらのカスタマイズされたモデルにより、ブランドやカテゴリー特有の微妙なパターンを捉えることができます。これにより、より幅広いカテゴリーにおいて、より効果的な検知と取り締まりが可能になります。」と同氏は述べている。

「2024年には、販売が行われる前に97%以上の著作権侵害商品を削除することができました。そして2024年の上半期と下半期では、知的財産権侵害報告の総数が48%減少しました。また、削除にかかる平均時間も2日未満にまで短縮されました。」

参加したあるファッションブランドでは、SISがわずか6ヶ月間で、手動で報告された商品よりも61倍多くの著作権侵害商品を削除しました。また、このブランドからの知的財産権に関する報告件数も79%減少しました。

参考:Bye-bye, counterfeits: How Shopee keeps its platform safe with AI


まとめ

偽造者もこれを突破するようにAIを教育するでしょうから、つまるところいたちごっこなんですが、プラットフォームのほうが質は格段にいいので、正しく恐れて安全にECライフを楽しみましょう。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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