カナダを拠点に越境ECビジネスを行う方や、日本からカナダへ商品を発送する事業者の皆さんにとって「またか……」と頭を抱えるニュースが飛び込んできました。Canada Post(カナダポスト:カナダ郵政公社)の労働組合が再びストライキを開始し、配送業務に大きな混乱が生じています。
カナダポストストライキ再開の状況
2025年5月19日以降、カナダポストの労働組合と経営側の間で賃金や労働条件を巡る交渉が続いていましたが、合意に至らず、5月23日(現地時間)以降、労働組合が部分的ストライキ(時間外労働の拒否など)を実施しています。このため、通常よりも郵便物の処理や配達に遅延が発生しています。
日本郵便も公式にお知らせを出しており、「カナダ宛ての国際郵便物は、お届けまで日数がかかる場合がある」と注意喚起しています。現時点でカナダへの郵便物の取り扱いは継続していますが、配達遅延が避けられない状況です。
カナダポストは現地時間5月22日夜の声明で、12月に政府の介入で終結した5週間のストライキを経験した顧客が、郵便システム内で荷物が滞留するのを防ぐため、代替の配達業者を探したり、郵送をキャンセルしたりしており、5月25日までの配達済み小包の量は、昨年同時期と比べて50%減少。引き続きさらに減少傾向にあると述べました。また、労働組合は、社会への混乱と組合員の賃金損失を最小限に抑えるため、残業禁止を実施することを決定しています。
余裕を持ったスケジュール設定で迅速な対応を
カナダ向けの商品発送には、通常よりも余裕を持ったスケジュール設定が必要です。配送遅延のリスクにご注意ください。
また、配送遅延の可能性について、事前にお客様へ案内することで、クレームやトラブルを未然に防げます。
さらに、代替配送手段の検討も視野に入れ、郵便以外の配送サービス(民間国際宅配便や国際クーリエ)も検討してみる価値があります。
おわりに
カナダポストのストライキは、6か月の間にこれで2度目となり、越境EC配送に大きな影響を与えています。今回も「悪夢再び」と感じる方も多いでしょうが、現状をしっかり把握し、お客様とのコミュニケーションを密に取ることが重要です。
引き続き、ストライキの動向や日本郵便の最新情報にもご注目ください。
参考文献:
カナダあて郵便物のお届け遅延について(日本郵便)
カナダ郵便事業体のストライキについて(続報)(日本郵便)
Is Canada Post on strike right now? Here’s the latest on union negotiations(NATIONAL POST)
Canada Post says it will respond in ‘short order’ as job action underway by 55,000 workers(BNN Bloomberg)


































