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越境ECブログ

「ウォーレン・バフェットと昼食できる権」パワーアップでなんか復活。そして落札額は14億円

PHOTO BY FotoField
こんにちは。GMOグローバルECの横川です。

「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏と、NBAスターのステフィン・カリー夫妻との昼食権が、eBayのチャリティーオークションで約900万ドル(約14億円)で落札されたというニュースが話題になっています。
参考:Warren Buffett, Stephen Curry charity lunch auction fetches $9M from mystery bidder

参加できるのは落札者本人と最大7名。場所は米ネブラスカ州オマハ。収益はバフェット氏が長年支援してきたサンフランシスコの貧困支援団体GLIDEと、カリー夫妻の慈善団体「Eat. Learn. Play. Foundation」に寄付されます。

しかも今回、バフェット氏自身が同額を追加寄付(マッチング寄付)すると発表しており、社会的インパクトは総額2,700万ドル規模とも言われています。

一見すると、「有名人とのランチに14億円?」という驚きのニュースですが、実はこれは単なるセレブイベントではなく、伝統的に続いてきていました。
参考:ウォーレン・バフェットと昼食できる権利がeBay(イーベイ)にでますよ
   「ウォーレン・バフェットと昼食できる権」は終了。彼に変わる昼食の相手は誰か?

■ 実は一度終わっていた“バフェット昼食会”

長年続いてきた「バフェットとの昼食会」は、2022年に一度終了していました。その後は、Salesforce創業者のマーク・ベニオフ氏へと企画が引き継がれ、「ポスト・バフェット」としてチャリティーイベントが継続されていました。

しかし、バフェット時代のような“熱狂”までは再現できなかったとも言われています。そんな中で登場したのが、今回の

「バフェット × ステフィン・カリー夫妻」

という異色の組み合わせです。つまり今回の企画は、単なる復活ではなく、「どうすれば再び大きな社会的インパクトを生めるか」という実験的な意味合いも持っているように見えます。

■ なぜカリー夫妻だったのか?

ここが今回のポイントです。

ステフィン・カリー選手は、NBAの歴史を変えたと言われるほどのスーパースター。ゴールデンステート・ウォリアーズの中心選手であり、家族思いでクリーンなイメージでも知られています。

一方、妻のアイーシャ・カリー氏は、料理家・起業家として独自のブランドを築いており、夫婦で慈善団体を運営しています。

この団体が行っているのは、

・子どもの食事支援(Eat)
・教育支援(Learn)
・安全な遊び場づくり(Play)

です。

そしてここが重要なのですが、活動地域はカリフォルニア州オークランド周辺です。

オークランドは、シリコンバレーやサンフランシスコに近い一方で、貧困格差、教育格差、治安問題などを抱える地域としても知られています。つまりカリー夫妻の活動は、単なる寄付ではなく、「地域課題への実践的な取り組み」という側面が強いのです。

また、バフェット氏が支援するGLIDEも、サンフランシスコのホームレス支援などを長年行っており、実は両者とも「ベイエリアの社会課題」に向き合っているという共通点があります。

つまり今回の企画は、「投資の神様 × NBAスター」という派手な組み合わせに見えて、実際には「地域社会を支える者同士の連携」という非常に地に足のついた構図でもあるのです。

■ 越境ECにも通じる“価値の作り方”

今回のニュースを見て改めて感じるのは、「商品そのもの」だけで価値が決まる時代ではないということです。もしこれが単に「バフェットと昼食」だけなら、ここまで話題になったかは分かりません。

しかし今回は、

投資の神様(知恵)
× スポーツスター(影響力)
× 社会貢献(ストーリー)

という掛け算が成立しています。つまり、「誰と組むか」で価値を再定義しているのです。これは越境ECにも非常に示唆があります。

たとえば、「日本製だから売れる」という時代ではなく、

「誰が作ったか」
「どんな背景があるか」
「どんな社会性があるか」

まで含めて設計できる商品が、価格競争から抜け出しやすくなっています。

伝統工芸 × デザイナー
地域 × スポーツ選手
商品 × 社会貢献

こうした“意味の設計”が、これからのブランド価値を左右していくのかもしれません。14億円の昼食会は、単なる富豪の話ではなく、「価値とは何か」を考えさせられる象徴的な出来事だったように思います。

また、もう一点としては、越境ECというのはこういう使い方もあるのだ、ということを紹介したかったのです。

ネット通販という言葉から、オフラインで行っていた売買をオンラインに置き換えただけという固定観念に縛られている人が多いのですが、「~する権利」「~の予約権」など、目に見えない、手にも取れない事柄でも売買できるのが越境ECの魅力の一つです。「写真やゲームソフトなどのデータ」などもできます。この手法ならインバウンドビジネスでも利用できます。「日本滞在中に◯◯できる権利or予約(実は弊社は、川崎市との事業で実証済み)」など。しかも支払いは先に行われますから、ノーショー・リスクもなくなります。

ECはアイディア次第で何でもできますので、視野を広く持ち、ユニークなアイディアを日々考えてみましょう。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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