こんにちは。ジェイグラブの横川です。
自社サイトや自社商品をオンラインにアップしたら、次に検索結果で上位に来るようにSEOを気にする人は多いと思います。しかし、SEOばかり気にする人が多いのですが、世界では、検索エンジンの検索結果からやってくる人と、SNSを辿ってやってくる人が15年前に既に50/50になっており、SEOばかり真剣にやって、SNSをおろそかにしていると、50%以上の機会損失を生んでいることになるのが現実です。
とはいえ、SEOも重要なポイントですが、ユーザー視点でサイトを設計し、更新頻度と内容の信憑性、信頼性が整っていれば、基本は足ります。
今回は、あの巨人に勝つ手法を海外の専門家がポッドキャストで話されていましたので、紹介します。
専門用語が頻繁に出てきますので、その都度ジェイグラブによる注釈を入れています。
SEOでAmazonに勝つ方法
テッド・クバイティスはかつて、25,000 SKU と500カテゴリーのジャンルにまたがる商品を持つ小売業者のオーガニック検索を管理していました。彼はランキングをめぐってAmazonと競争することを恐れていましたが、ほとんどのAmazonの製品ページに外部からのリンク(バックリンク)がまったくないことに気付きました(※)。そして、ひらめきが起こりました。
※(ジェイグラブ註)Amazonの商品ページから外部へリンクを張るのはルール違反になります。ここでは外部からAmazonへのリンクの話をしています。
「必要なのは25個のバックリンクだけでした」と彼は言いました。
テッドは現在、著名な代理店兼ソフトウェアプロバイダーであるSEO Tool Labの創設者であり、YouTubeチャンネルの「SEO Fight Club」の司会者でもあります。
先月、彼とカンファレンスで話をしました。彼にSERP(検索結果ページ)、キーワードの優先順位、コンテンツ・マーケティング、そしてもちろんeコマースの大手企業との競争について質問しました。
会話の全音声は下記に埋め込まれています(※)。書き起こしは長さと明瞭さを考慮して編集されています。
※(ジェイグラブ註):ポッドキャスト音声は下記参考URLでお聞きください(英語)
エリック・シュワルツマン(以下、シュワルツマン):検索エンジンの結果ページはここ数か月で劇的に変化しましたね。
テッド・クバイティス(以下、クバイティス):そうです。今では、最初のオーガニック検索結果がスクロールせずに見える範囲より下、つまり実質的に2ページ目に表示されるキーワードがあります。こうしたキーワードは、もはやターゲットにする価値がありません。
Google の検索結果ページは、ユニバーサル検索になりました。広告、製品、「他のユーザーも聞いている」、ローカルパックなど、さまざまなものが複数の組み合わせの結果セットとして、オーガニックリストの上に表示されます。
検索エンジン最適化担当者は、次の2つの点を考慮する必要があります。自然な順位付けはどこにするか、そして、すべてのオプションの中でリストはどこに表示されるかです。
シュワルツマン:オンラインストアでターゲットとするのに最適なキーワードは何でしょう?
クバイティス:これは重要な質問です。ターゲティングが間違っていれば、SEOも間違ってしまいます。それを理解するには、多くの時間と労力が必要です。私なら、製品名とカテゴリ名から始めます。名前は非常に影響力があります。
SERP(検索結果ページ)のリンクを見てください。その多くは実際の検索用語です。販売業者が「ギフトと喜び」カテゴリを持っているかもしれませんが、「gifts and delights(ギフトと喜び)」を検索する人は何人いるでしょうか。delightsとは何でしょうか。「gifts and delights」は検索ボリュームがゼロのキーワードであることは間違いありません。
したがって、たとえ1位にランクインしたとしても、何も勝ち取っていないことになります。しかし、名前を「Unique Gift Ideas(ユニークなギフトのアイデア)」に変更すると、勝つ価値のある検索用語が得られます。すべてのカテゴリと製品名を確認してください。すべてが検索ボリュームのある名前になっていることを確認してください。
Googleトレンドは、検索ボリュームの多い名前を特定するのに役立ちます。トレンドのクラスター・トピックを見てアイデアを得てください。また、キーワードのバリエーションやタイプミスを含むウィジェットやワードクラウド(※)を製品ページに追加することも検討してください。
※(ジェイグラブ註):文章中に使われている単語を視覚的に表現する手法(文中で頻出する単語を太字にする、文字の大きさを変える、色を付ける、斜めにする、など)
1つの商品に複数のSKUを持つ販売者は、それぞれに上位のキーワードのバリエーションで名前を付けることができます。
シュワルツマン: eコマースのSEOはどのように学びましたか?
クバイティス:私は大手オンライン小売業者のWeb開発者でした。彼らは私がSEOに長けていることを知っていたので、それを主な責任として私は引き継ぎました。結局、私はその小売業者のSEOを20年近く担当しました。そして、年間収益を500万ドルから6,500万ドルに成長させ、カートに入る平均価格をを40ドルにしました。つまり、カートの数が多く、大量で、利益率が低いのです。私たちは500の製品カテゴリにわたって25,000のSKUを持っていました。
私たちは Amazonや大手マーケットプレイスと競争しました。多くの販売者は、これらのサイトと競争することはできないと考えていますが、Amazonの商品ページには外部バックリンク(※)がまったくないことがよくあります。25個のバックリンクがあれば、Amazonに勝つことができます。私は何年もの間、Amazonと競争することを恐れていました。ついに勇気を奮い起こしました。必要なのは25個のバックリンクだけでした。
※(ジェイグラブ註):他のウェブサイトから自社のウェブサイトにリンクされることで、外部に自分のサイトのリンクが貼られていることを指します。
私の間違いを繰り返さないでください。
シュワルツマン:コンテンツ・マーケティングについてお話ししましょう。eコマースストアでは、製品へのトラフィックを集めるためにブログを立ち上げることがよくあります。これについてどう思われますか?
クバイティス:ブログは役立ちますが、戦略の実行には欠陥が多く、結果的に害を及ぼすことになります。ほとんどのオンライン小売業者は、ホームページ、カテゴリ、製品ページ間でのキーワードの共食いの問題を抱えています。そして、同じキーワードが重複するブログ記事を公開してしまいます。
より優れたeコマース戦略には、複数のWebサイトが含まれます。たとえば、高級ポーカーテーブルの販売業者は、ポーカーのルール、プロのトーナメント、および関連事項に関するブログサイトを立ち上げ、そこでテーブルを宣伝できます。販売業者は複数のマーケティング資産と無料の広告を利用できます。販売業者は、ストアがターゲットにできなかったキーワードをテストできます。また、異なるドメインにあるため、互いに競合することはありません。
私は小売業者に、ブログは別のドメインでは役立つと伝えていますが、ブログをECサイトに掲載すると 5人中4人が問題を抱えていますね。
まとめ
このポッドキャストで話されている内容は、全く難しい事は言っておりません。プログラミングだとか、ITの専門知識などは全く要りません。弊社のセミナーでも、同業他社のセミナーでも触れられている事だらけです(弊社もセミナー等で話しますが、程度の差こそあれ、同業他社でGoogleトレンドを強調している方もいます)。
そうなると、結局は「本気度」があるかないかの差になります。



































