jGrab

越境ECブログ

【東南アジアEC攻略①】Shopee(ショッピー)とは?特徴・メリット・販売戦略を徹底解説

近年、東南アジアのEC市場は急成長を遂げていますが、シンガポール企業 Momentum Works の調査によると、東南アジアの主要ECプラットフォーム8社の2023年総GMV(流通取引総額)は、2022年比15%増の1,146億米ドルに上昇しています。また、ベトナムとタイが最も急成長しているEC市場である一方、インドネシアは依然として最大のEC市場で、同地域のGMVに46.9%も貢献しているというデータです。

Ecommerce in Southeast Asia 2024/出典:Momentum Works

その中でも特に注目されているのがShopee(ショッピー)とLazada(ラザダ)で、弊社にもよく新規出店や既存ショップの売上アップ、集客、コンサルティングのお問合せやご相談をいただきます。上の図からもわかるように、ShopeeとLazadaは東南アジア各国の消費者に広く利用されていますが、それぞれ異なる特徴を持っています。

今回は、最近システム利用料の値上げや物流のルール変更などで運営事業者泣かせの Shopee について具体的にご紹介しておきたいと思います。

Shopeeとは? 

出典:Shopee Japan

Shopeeは、2015年にシンガポール発のECマーケットプレイスとして誕生しました。現在では、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、台湾、ブラジルなど、複数の国と地域で展開されています。競合でもあるアリババグループのLazadaを凌いで2019年に販売実績とアプリダウンロードでNo.1になるなど勢いがあります。弊社の「j-Grab Mall」でも出店していますので、日々状況を把握しています。

Shopeeの最大の特徴は、モバイルアプリを中心としたC2C(CtoC:個人間取引)、B2C(BtoC:企業と個人(一般消費者)間取引)に特化したプラットフォームであることでしょう。特にスマートフォンユーザー向けに最適化されており、アプリを通じて簡単に売買ができる仕組みが整っています。物流網では100を超える宅配事業者と提携しており、現地在庫の場合には、購入したその日や翌日に届きますので東南アジアのAmazonとも言われています。ただし、日本在庫で越境EC出品の場合には、約1週間〜10日程度で届かせています。

Shopeeには日本の越境EC事業者向けのサポートとしてShopee JAPANがあり、日本語対応のカスタマーサポートを提供しています。

■Shopee Japan
https://shopee.jp

Shopeeの特徴

1. モバイルファーストの戦略
Shopeeは、スマートフォンを主な購買ツールとして利用する消費者をターゲットにしており、使いやすいモバイルアプリを提供しています。アプリ内では、ライブコマース機能やゲーム要素を取り入れることで、ユーザーのエンゲージメントを常に高めています。

2. CtoCに強みを持つプラットフォーム
Shopeeは個人出品者も多く参加できるマーケットプレイスで、ユーザー同士のコミュニケーションを重視した設計が特徴です。価格交渉機能やチャット機能が充実していて、売り手と買い手が直接やり取りできる仕組みが整っています。

3. Shopee Payによる決済の利便性
独自の電子決済「Shopee Pay」を提供していて利便性を高めています。各国のローカルな決済手段にも対応しているため、幅広い層のユーザーが利用しやすい環境を整えています。

また、日本から越境EC販売する場合には Payoneer(ペイオニア)のアカウントを利用して資金を速やかに日本の銀行口座に送金することができ、キャッシュフローも良好です。

4. 多様なプロモーションとキャンペーン
東南アジアの各国で頻繁にプロモーションを実施しています。特にメガキャンペーンと言われる「9.9セール」や「11.11セール」などの大規模セールイベントが注目されていますが、フラッシュセール (Flash Sale)、バウチャー&クーポン (Vouchers & Coupons)、送料無料キャンペーン、ポイント還元 (Coins Cashback)など、多くの消費者を引き付けるプロモーションを用意しています。

5. Shopeeの広告オプション(事業者向け)
Shopee内での露出を高めるための広告プラットフォームも様々用意がされていますが、費用対効果の良い広告とそうでない広告があり、事業者の運用は日に日に難しくなってきています。
その中でもよく利用するのは「キーワード広告 (Keyword Ads)」です。商品がユーザーの検索結果に優先的に表示される仕組みで競争の激しいカテゴリで利用しています。

次にディスプレイ広告(関連商品の提案枠やホームフィードに商品を表示)では、新規顧客への認知拡大に有効ですが、費用対効果は薄い印象です。また、ショッピングカート広告 (Shopping Cart Ads)でユーザーが商品をカートに入れた後に購入を促すリターゲティング広告ができたり、Facebook、Instagram、Google広告との連携も可能になっています。

Shopeeで越境EC販売する上でのデメリット

Shopeeは手軽に販売を始められる反面、eBayやAmazonと比較すると平均購入単価が低く、伝統工芸品などの高額商品や一品ものの販売にはあまり適さないことがあります。また、顧客とのやり取りは基本的にシンガポールやマレーシアサイトでは英語で行われます。インドネシアや台湾向けには一部翻訳サポートもありますが、トラブル対応時には正確なコミュニケーションが求められます。 

アカウント管理については、アカウント開設直後は評価がゼロのため、信頼を築くまでに時間がかかり、すぐに大きな売上を上げることが困難です。 Shopeeの出品ルールに違反したり、配送が遅延するとアカウント停止のリスクもあります。また、日本商品も比較的多く出品されているため、価格競争が激しく、広告を利用しても、利益を確保するための調査と戦略が必要です。

おわりに

Shopeeは、東南アジア市場で急成長しているECプラットフォームの一つであり、特にスマートフォンを活用した販売戦略に強みを持っています。モバイルファーストの設計や、CtoC取引のしやすさ、プロモーション、事業者向けの広告の多さなどが特徴ですが、価格競争が激しく、商品単価が比較的低い点には注意が必要です。

ジェイグラブではShopee特設ページを設けていますので、ぜひあわせてご覧ください。

■Shopee(ショッピー)とは?/ジェイグラブ
https://www.j-grab.co.jp/shopee

次回は、同じく東南アジアで人気のECプラットフォーム「Lazada」について詳しく解説したいと思います。

海外展開を支援会社と進める方法

東南アジア展開は、現地の商習慣と物流の理解が前提になります。 GMOグローバルECが出品から運用・国際配送・多言語対応まで代行。makeshopなら費用負担0円です。

Japan Finds 概要書(無料)

資料ダウンロード

Writer 山田彰彦

山田 彰彦 代表取締役 越境ECコンサルタント eBay JAPAN創業メンバー、ヤフー株式会社コマース事業などを経てGMOグローバルEC(旧ジェイグラブ)株式会社を創業。越境EC歴24年。イーベイ・ジャパン公認コンサルタント、ジェトロ新輸出大国コンソーシアムEC専門家、中小企業庁「新しい担い手」越境EC委員も務める。

SEARCH

CATEGORIES

MOST READ

ARCHIVE

海外販売について、まずはご相談ください

海外販売の開始・物流・自治体支援・EC出店・構築など、状況に応じて最適な提案をご案内します。