こんにちは。ジェイグラブの横川です。
シンガポールと言えば、国土が狭いためにECは盛り上がらないと言われた時期がありましたが、今ではECの最前線と言われています。
参考:越境EC最前線にいるシンガポール人消費者を知る
また、東南アジアに売りたいという要望は多いですが、物価が合わず、実質シンガポール一択になってしまうケースが多いです。そのため、シンガポールについてのニュースを紹介します。今回の記事は、戦略を立てるのに示唆するところが大きい良記事です。
シンガポール人はインフルエンサーのコンテンツに反応する可能性が62%高い
マーケティング、eコマース、デジタルトランスフォーメーションのためのBPaaS企業であるAnyMind Groupは、シンガポールの継続的に進化するデジタル経済における消費者行動とマーケティングパフォーマンスを重点的に分析した「シンガポールデジタルランドスケープ2025」レポートを発表しました。
本レポートは、AnyMind独自のプラットフォームであるAnyTag(インフルエンサーマーケティング)、POKKT(モバイルマーケティング)、AnyDigital(デジタル広告)、AnyX(eコマース)を通じて収集されたファーストパーティデータから導き出された仮説を活用しています。これらの仮説に基づき、 InQognito Insightsを通じて、シンガポールを含む地域全体の1,255人の消費者を対象とした調査を実施し、主要デジタルチャネルにおける地域ごとの行動を把握しました。
この調査では、マーケティングファネルの認知、検討、コンバージョンの各段階における消費者とブランドのインタラクションを分析し、動画、モバイル、ゲーム内広告、インフルエンサー主導のコンテンツなど、主要なフォーマットにおけるパフォーマンスを評価しています。従来の直線的なマーケティングファネルは、今日のデジタル消費者ジャーニーにおいてもはや適切ではないことがますます明らかになっています。
このレポートから得られたシンガポールの消費者に関する主な洞察は次のとおりです。
- シンガポールの閲覧者は、スポンサー付きインフルエンサーのコンテンツに反応する可能性が62% 高い。
- シンガポールの閲覧者は、インパクトの大きいフォーマットに対して非常に高い反応を示し、インフルエンサー主導のショートビデオに反応する可能性は49%高く、インタラクティブ広告に反応する可能性は45%高く、ゲーム内広告に反応する可能性は32%高くなっています。
- 検討段階にある消費者向けの広告形式の中で、動画広告は最も効果を発揮します。製品のデモやチュートリアル形式のコンテンツは、消費者の関心を捉え、購入意欲を高めるのに最も効果的であることが証明されています。
- シンガポールの消費者は、購入の3日前に掲載された広告に最もよく反応しており、コンバージョンを促進するには戦略的なタイミングが重要であることがわかります。
- 口コミと検索はシンガポールで売上を伸ばすための明確なチャネルであり、信頼と意図が引き続きコンバージョンの2つの原動力であることを証明しています。
AnyMind Groupのシンガポール・カントリーマネージャー、トー・イー・フイ氏は「『シンガポールにおけるブランドと消費者の関係』は急速に進化しています。タッチポイントの細分化、コンテンツへの期待値の高まり、そしてよりスマートな消費者の出現により、従来の戦略はもはや通用しなくなっています。消費者の購買行動は直線的ではなく、軌道を描く現代において、マーケターはマーケティングファネルを再考すべき時が来ています。継続的で信頼に基づく関係の構築に注力する必要があるのです」と、述べています。
参考:Singaporeans are 62% more likely to respond to influencer content
まとめ
冒頭で書きましたが、東南アジアをターゲットにしたがる企業は多いですが、LazadaやShopeeで調べてみてください。いかに物価が合わないかがわかると思います。それでも品質で勝負はできますし、品質なら日本製にかなうものはほとんどありません。
しかし、値段が高すぎるのです。前にも書きましたが、東南アジア全域の平均的な月収は3~6万円ほどです。そこに1万円もするものを恒常的に買わせようということが、どれだけ無謀かということが理解できると思います。
それは、目の前の月収20万円の日本人に対して、8万円のものを定期的に買えと言っているようなもので、そんなことが商売として成立しないことは明白でしょう。
私は海外に行くと、かならず「日本でも普通に体験できること」をわざわざ海外でもしてきます。例えばマクドナルドに行くとか、スタバに行くとか。私はこうした店ではいつでも同じ注文しかしないので、価格の比較がしやすいからです。
マクドナルドでいつも注文するものをアメリカですると2倍強、イギリスやフランスでやると2~3倍、台湾だと日本よりほんのちょっと高い程度、タイでは1/4でした。東南アジアでは日本の4分の1でいつものものが食べられるのです。このことだけでも価格が合わないということが一目瞭然です。

































